映画『塔の上のラプンツェル』セリフから学ぶ英会話
私たちに一歩を踏み出す勇気や、大切な人を想う優しさを教えてくれる名作映画の数々。美しい音楽や映像とともに紡がれる言葉は、私たちの心に残り続けます。
そうした映画のセリフには、日常会話を豊かにする素敵な英語フレーズがたくさん詰まっています。

映画の名シーンで学ぶ英会話☆彡
スクリーンを彩る生きたフレーズから
感動とリアルな英語をお届けします!

今回は、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』をピックアップ。とても感動的なランタンに包まれたシーンのラプンツェルとフリン・ライダーの言葉の中から二人の想いを一緒に紐解いていきましょう!
※この記事に掲載している写真や画像はすべてイメージです。
映画『塔の上のラプンツェル』名シーンの英語セリフと和訳
『塔の上のラプンツェル』から、感動の名シーンを英語セリフと日本語訳付きで紹介しています。
『塔の上のラプンツェル』あらすじ
金色の魔法の髪を持つラプンツェル。永遠の若さが欲しい魔女ゴーテルは、その力を利用するために、王国のプリンセスとして生まれたラプンツェルをさらって、母親だと偽り、外の世界は恐ろしいものだと思わせて塔から出ることがないようにと言って育てた。
ラプンツェルの誕生日の夜に塔の窓から遠くに見えるとても美しい灯り。18歳になる日、ずっとあこがれていたその灯りが何なのか、それを知るための冒険が始まる。
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『塔の上のラプンツェル』感動の名シーン(英語セリフ・日本語訳)
『塔の上のラプンツェル』映画中盤、お城までたどり着いたラプンツェル。ここまでやって来るのに力になってくれた大泥棒フリン・ライダーとの湖上の小舟でのシーンです。

Where are we going?
日本語訳:
どこへ行くの?

Best day of your life? I figured you should have a decent seat.
日本語訳:
人生最高の日なんだろ?それにふさわしい席を用意してあげようと思ったんだ。
【語句の説明】
- I figured ~=「~だと思った」「~だと考えた」
figure は「数字」「図形」という意味だけではなく、「いろいろ考えた結果そう判断した」というニュアンスがあります。 - decent(ディーセント) =「ちゃんとした」※後半で詳しく説明しています。
浮かない顔のラプンツェル。

You okay?
日本語訳:
どうしたの?

I’m terrified.
日本語訳:
怖いの。

Why?
日本語訳:
どうして?

I’ve been looking out a window for 18 years dreaming about those lights rise in the sky. What if it’s not everything that I dreamed it would be?
日本語訳:
18年間ずっと窓の外を眺めるだけだった。空に昇るあの灯りをどれだけ夢見てきたことか。もしそれが私が夢見ていたほど美しくなかったら?
【語句の説明】
- I’ve been ~ing=「ずっと~してきた」これは現在完了進行形です。
- dream about ~=「~を夢見る」
- What if ~? :もし~だったら?※後半で詳しく説明しています。

It will be.
日本語訳:
美しいとも。

And what if it is? What do I do then?
日本語訳:
もしそうだったら? そのあとはどうすればいいの?

That’s the good part, I guess. You get to go find a new dream.
日本語訳:
そこがいいところだと思うよ。新しい夢を見つけに行けるんだから。
【語句の説明】
- That’s the good part.=「そこがいいところ」
- You get to ~=「~できる」「~する機会がある」※後半で詳しく説明しています。
心に刺さる&日常会話で使える英語フレーズ
今回の会話からピックアップして、フレーズ解説をしています。
① 心配や不安を表す「もし~だったら?」の”What if ~?”

What if it’s not everything that I dreamed it would be?
「もし夢見ていたほどじゃなかったら?」と訳しています。

And what if it is?
「もし本当にそうだったら?」と訳しています。
What if ~? は、
「もし~だったら?」
「もし~したらどうする?」
という意味で、心配・不安・可能性を話すときの定番表現です。
「What if ~?」の日常で使える会話フレーズ
- What if it rains tomorrow?
明日雨だったらどうする? - What if we’re late?
遅刻したらどうしよう。 - What if nobody comes?
誰も来なかったらどうする? - What if I make a mistake?
失敗したらどうしよう。
②チャンスがあることを示す「get to」を使った英語表現

You get to go find a new dream.
「新しい夢を見つけに行けるんだ。」と訳しています。
英語学習者が誤解しやすい表現ですが、get to は「~へ行く」ではありません。
You get to + 動詞で、
- ~することができる
- ~するチャンスがある
- ~する特権がある
という意味になります。「ラッキーだね」「楽しみだね」という前向きな響きがある表現です。
「get to」を使った日常会話で使える例文
- You get to meet Mickey Mouse today.
今日はミッキーマウスに会えるよ。 - I got to watch the fireworks from the front row.
最前列で花火を見ることができた。 - You get to choose your own dessert.
デザートは自分で選べます。 - We get to stay here tonight.
今夜はここに泊まれるんだ。
『塔の上のラプンツェル』が10倍面白くなる裏話&豆知識
映画『塔の上のラプンツェル』の美しい風景やストーリーは、フランス西海岸の世界遺産「モン・サン・ミッシェル」の城や街並みから着想を得て描かれています。
原作グリム童話と「金色の髪」に込められた意味
塔の上のラプンツェルはグリム童話が原作だということです。原作では金色の長い髪を持つラプンツェルが塔の上に閉じ込められ、通りかかった王子がその長い髪を伝ってよじ登るという描写があります。
グリム童話の中のラプンツェルの長い髪は、今回の『塔の上のラプンツェル』の中では、塔の中から外の世界にずっとあこがれを抱いていたラプンツェルの成長を象徴するかのように描かれています。彼女の美しい髪は、魔法の力(生命の治癒力)を持ち魔女ゴーテルの思いのままでした。その髪は、終盤のふたりの運命を変えてしまうほどの彼女の意志の強さを示すものとして描かれているように感じます。
名曲「輝く未来(I See the Light)」とランタンの名シーン
王国からティアラを盗み、逃げる途中に塔に忍び込んだフリン・ライダーとの出会い。好奇心旺盛なラプンツェルは初めて塔の外へ踏み出します。
そして、王女の誕生日を祝って王宮から浮かび上がる無数のランタンに包まれた幻想的な光景の中、二人で歌う「輝く未来(I See the Light)」の場面は、この映画の最高に美しく幻想的なシーンです。
ラプンツェルの大親友「パスカル」と「マキシマス」
大親友のカメレオンのパスカル。この映画では、ずっとひとりで塔の中で過ごしてきたラプンツェルの唯一の親友です。ラプンツェルの気持ちを一番理解してくれていて、ラプンツェルに見せる表情がとてもかわいいです。
また、大泥棒のフリン・ライダーを追いかけているマキシマスですが、ラプンツェルが大好き。フリンとともにラプンツェルの危機を救うために大活躍します。
フリン(ユージーン)のセリフに見るイケメンな英語表現
大泥棒のフリン・ライダーですが、心を通わせるラプンツェルに自分の名前はユージーン・フィッツハーバードだと伝えるシーンがあります。そんなユージーンのセリフをもう一つ見てみましょう。

Best day of your life? I figured you should have a decent seat.
「人生最高の日なんだろ?それにふさわしい席を用意してあげようと思ったんだ。」と訳しています。
この decent は、「ちゃんとした」「そこそこ良い」「十分に良い」という意味で、「人生で一番楽しみにしていた日なんだから、ちゃんと見えるいい席を用意したよ。」という気持ちを表しています。
また、ユージーンが「you should have」を使っていることにも着目してみましょう。
you should have = 「君には~があるべきだ」「~に値する」
「you should have」と、decent (ちゃんとした)が組み合わされることで、「人生最高の日なんだから、君にはそれにふさわしい席で見てほしい。」という気持ちが込められます。
照れ屋のユージーンのさりげない優しさが込められたセリフになっています。
塔の上のラプンツェル作品情報
2011年日本で公開。
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の原題は、『Tangled(タングルド)』。『ラプンツェル』というタイトルでは、お姫様要素が強すぎて男性層の興味を惹きにくいと考えたディズニーは、ジェンダーニュートラル(性別を問わない)なタイトルを模索しました。そこで選ばれたのが『Tangled』(「もつれた」を意味する単語)だということです。
声優は、マンディ・ムーア (Mandy Moore), ザッカリー・リーヴァイ (Zachary Levi)。2人が小舟のシーンでデュエットした曲は「I See The Light(輝く未来)」です。
まとめ:ラプンツェルの名言・セリフで生きた英語を身につけよう
好きな映画のセリフを通して覚えると、英語は記憶に残りやすくなります。ぜひ音声と一緒に何度も口に出して練習してみてください。
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