映画のセリフで英会話
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映画『ズートピア』セリフから学ぶ英会話

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一歩を踏み出す勇気や、大切な人を想う優しさを教えてくれる名作映画の数々。映画のストーリーと言葉は、私たちの心に感動を与えてくれます。

そうした映画のセリフには、日常会話を豊かにする素敵な英語フレーズがたくさん詰まっています

映画の名シーンで学ぶ英会話☆彡


スクリーンを彩る生きたフレーズから
感動とリアルな英語をお届けします!

今回は、ディズニーの名作映画『ズートピア(Zootopiaをピックアップ。

どうもうな肉食動物と弱い草食動物。時と共に進化して、肉食動物と草食動物は仲良く共存。若い哺乳類は将来、宇宙飛行士や税理士にもなれる時代が来た。

「ズートピア」それは、夢がかなう街。誰もが何にでもなれる街。

※この記事に掲載している写真や画像はすべてイメージです。

映画『ズートピアジュディとニックの記者会見直後の衝突のシーンの英語セリフと和訳

今回取り上げるのは『ズートピア』の中でも、英語のニュアンスと日本語字幕の違いがかなり面白い場面です。

『ズートピアあらすじと作品情報

子どもの頃から「正義」にあこがれ、警察官を目指したウサギのジュディ。

警察学校に入るも、体格の小さいジュディは訓練で落第続き。それでもあきらめないジュディは猛特訓を重ね、念願の警察官として、夢にまで見たズートピアへやってきます。

同僚の警官は、ゾウ、クロサイ、ホッキョクグマ、トラ、オオカミなど、大型で屈強な動物たち。

そんな中、スイギュウのボゴ署長からジュディに与えられた任務は、駐車違反の取り締まりでした。

ジュディはその任務を完ぺきにこなし、さらに、ズートピアを揺るがす重大事件の解決につながる手がかりをつかみます。

その捜査でジュディに協力することになったのが、ズートピアの裏事情に詳しい詐欺師のキツネ、ニック。皮肉屋ですが、根は優しい彼とともに、ジュディは事件の真相を追っていきます。

【作品情報】「ズートピア」ブルーレイ+DVD

あなたも、この映画の英語の世界に浸ってみませんか?映画のセリフを何度も聞き返して学習できます。

『ズートピアジュディとニックの記者会見直後のシーン(英語セリフ・日本語訳)

『ズートピア』中盤シーンです。

ある肉食動物が突然凶暴化する事件が起き、ニックの協力を得ながら捜査を進めたジュディは、事件に関するある事実を突き止めます。そして、ボゴ署長とともに記者会見を開くことになります。

「どうしてこんなことが起きたのか?」と詰め寄る記者たちを前に、ジュディは、肉食動物の凶暴化と生物学的な要因との関係を示唆する発言をしてしまいます。

その発言によって、会場はさらに混乱。

記者会見のあと、ジュディニックは2人きりで話します。

ニックの皮肉な言葉から始まります。

ニック
ニック

I think you said plenty.

ニック:

よくしゃべったな。

【語句の説明】

plenty :「たくさん」※say plentyでは、「十分に話す」「十分すぎるほど話す」というニュアンスになります。

ジュディ
ジュディ

What do you mean?

ジュディ:

どういうこと?

【語句の説明】

What do you mean?=「あなたはどういうつもり?」「どういうこと?」

ニック
ニック

Clearly there’s a biological component? These predators may be reverting back to their primitive, savage ways? Are you serious?

ニック:

明らかに生物学的な要因が絡んでいるだと?肉食動物が原始的で凶暴な本性に戻ってしまっていると?
マジで言ってるのか?

【語句の説明】

biological component(バイオロジカル・コンポーネント)=生物学的な要因、要素

predator(プレデター)=他の動物を捕まえて食べる動物、ここでは肉食動物

primitive(プリミティヴ)=原始的な

savage(サヴェッジ)=凶暴な、野蛮な

ジュディ
ジュディ

I just stated the facts of the case. I mean it’s not like a bunny could go savage.

ジュディ:

今わかっている事実を伝えただけよ。

つまり、ウサギが凶暴化するなんてことはないってことよ。

【語句の説明】

state(ステイト)=(公式に・はっきりと)〜を述べる
※「state facts」で事実を述べるという意味。

It’s not like ~=「~というわけじゃない」※後述しています。

ニック
ニック

Right. But a fox could?

ニック:

なるほど。でも、キツネならあり得るって?

ジュディ
ジュディ

Nick, stop it. You’re not like them.

ジュディ:

ニック。やめて。あなたは連中とは違う。

【語句の説明】

be like ~ =「~のようだ」、「~と似ている」

ニック
ニック

Oh, there’s a “them” now?

ニック:

おや、今度は“連中”って呼ぶようになったのか?

ジュディ
ジュディ

You know what I mean. You’re not that kind of predator.

ジュディ:

私が言っていることはわかるでしょ。あなたはそういう種類の肉食じゃないってこと。

ニック
ニック

The kind that makes you think you need to carry around fox repellent?
Yeah, don’t you think I didn’t notice that little item the first time we met.
So let me ask you a question.
Are you afraid of me?
Do you think I might go nuts?
Do you think I might try to eat you?

ニック:

“種類”って、キツネ除けを持ち歩かなきゃいけないと思わせるような”種類”のことか?
ああ、最初に会ったときから、そんなものを持ってるのに俺が気づいてなかったとでも?
じゃあ、1つ質問させてくれ。
俺が怖いか?
俺がどうにかなっちまうと?
もしかしたら、俺がお前を食おうとすると思うのか?

【語句の説明】

fox repellent(リペレント)=キツネ除けスプレー

The kind that=肉食系の種類のことを指しています。

make + 人 + 動詞で、「人に~させる」※後述しています。

Let me ask you a question.=「ちょっと質問させて」

go nuts はイディオムで、「気が狂う」「頭がおかしくなる」「暴走する」

Do you think I might ~?=「私が~するかもしれないと思う?」

ニック
ニック

I knew it. Just when I thought somebody actually believed in me. Probably best if you don’t have a predator as a partner.

ニック:

やっぱりな。

誰かが俺を信じてくれていると思っていたのに。
肉食動物を相棒にしないことがおよそ賢明だな。

【語句の説明】

I knew it.=「私はそれを知っていた」=「やっぱりね」「そうだと思った」

believed in=「~を信頼する」「~を信じる」

Probably best if you don’t have a predator as a partner.=完全な形にすると、It’s probably best ~.

映画のセリフから日常会話で使えるフレーズ解説

今回の会話からピックアップして、フレーズ解説をしています。

1. 言い訳や理由を説明するときの「~というわけじゃない」の表現”It’s not like ~

It’s not like ~ は、「~というわけじゃない」という会話表現です。

ジュディ
ジュディ

I mean it’s not like a bunny could go savage.

It’s not like ~の日常会話での使い方の例

  • It’s not like I hate him.
    彼のことが嫌いってわけじゃないよ。
  • It’s not like I don’t want to go.
    行きたくないってわけじゃないよ。
  • It’s not like we have a choice.
    私たちに選択肢があるわけじゃない。

2. 「人に〜と思わせる」を伝える表現 ”make you think”

ニック
ニック

The kind that makes you think you need to carry around fox repellent?

make + 人 + 動詞で、「人に~させる」という意味になります。

「make + 人 + 動詞」を使った日常英会話で使える英語

①【make me think「~と思わせる」】

That makes me think I should call her.(そのことは、彼女に電話したほうがいいと思わせる。)

This song makes me think of summer.(この曲を聴くと夏を思い出す。)

②【make me feel「~と感じさせる」

That makes me feel better.(それで気分が楽になる。)

You make me feel safe.(あなたといると安心する。)

【ファン必見】英語がもっと味わい深くなるジュディの気持ち”Anyone could be anything.”の裏側

ジュディ
ジュディ

Anyone could be anything.

「ズートピア」の中でよく繰り返されるジュディのことばです。

ズートピア…誰もが何にでもなれる街。

この言葉の裏側を考察してみました。

『ズートピア』の主題歌|「トライ・エヴリシング(Try Everything)」

Shakira(シャキーラ)が歌う「Try Everything」は、ズートピア』の主題歌です。

にんじん畑で育ったジュディ。「275匹の兄弟姉妹たちと一緒ににんじんつくりをやることが幸せだよ。ウサギが警官なんて不可能よ」と言うパパとママをよそに、「わたしは挑戦したい!」とあこがれの都市「ズートピア」に。

「ズートピア」に向かう列車のシーン。ジュディがイヤホンを付けて、流れてくるのがこの曲。

アップテンポなこの曲は、頑張ってきた自分をさらに高めてくれる未来への期待と高揚、そして初めて見る美しい大都会への興奮をシンクロさせるパワフルな曲です。

この曲の一節、

I keep falling down. I keep hitting the ground. But I always get up now to see what’s next.

「何度も倒れる。何度も地面に打ちつけられる。でも私はいつも立ち上がる。次に何があるのかを見るために。」

ジュディは「失敗すること」を恐れない。

失敗しても、そこからまた立ち上がって自分の夢に向かって進んでいく、それがジュディなのです。

映画『ズートピア』が描くメッセージ|人間の無意識の偏見や弱さ|バンパーステッカーのスローガンとは?

ニックは、ジュディとは正反対の生き方をしてきました。

ニックは幼いころから、「キツネは危険な存在だ」と周囲から決めつけられてきたと感じています。

その経験によって、人を信じることをあきらめ、自分自身も「どうせ誰も自分を信じない」と考えるようになっていました。

それに対して、ジュディは挑戦と行動力で克服してきました。しかし…

実際は、キツネ除けスプレーをずっと持ち歩いていて、記者会見の時にもニックを傷つける発言をして…

一度は警察官も辞めて郷里に帰ったジュディ。

映画の終盤、自身の偏見(弱さ)と向き合い、そして再び立ち上がって事件を解決した後に語ったのが、この言葉です。

ジュディ
ジュディ

When I was a kid I thought Zootopia was this perfect place. Where everyone got along and anyone could be anything. Turns out, real life’s a little more complicated than a slogan on a bumper sticker.

「子どもの頃、私はズートピアを完璧な場所だと思っていました。誰もが仲良く過ごし、誰もが何にでもなれる場所。だけど現実の生活というのは、バンパー・ステッカーのスローガンより、少しばかり複雑なものなのです。」

bumper sticker(バンパーステッカー:短いフレーズや皮肉のきいた言葉(スローガン)が主で、車のバンパーなどに貼り付けられている。

これは、彼女自身が「自分は差別なんてしていない」と信じ込みながらも、心の底では「キツネ=潜在的な危険」という偏見や恐怖(=弱さ)を捨てきれず、記者会見でも無意識の偏見を暴露し、ニックを深く傷つけてしまった瞬間のジュディの気持ちそのものです。

映画『ズートピア』が描くメッセージは、単なる「努力をすればすべて報われる」という美談ではなかったんですね。「正義感あふれる努力家であっても、無意識の偏見や弱さを抱えている」というリアルな多面性があるということ。そして、それをわかってさらに進んでいかないといけないということ。

映画『ズートピア』の概要|Shakira(シャキーラ)が歌う「Try Everything」

2016年に公開されたディズニーアニメーション映画。

声優は、ジニファー・グッドウィン(ジュディ)、ジェイソン・ベイトマン(ニック)。

挿入歌は前章でもご紹介したShakira(シャキーラ)が歌う「Try Everything」。この映画を観る人の気持ちを思いっきり後押ししてくれます。

また、彼女がプロデュースしたワカワカ:Waka Waka (This Time for Africa)は、 南アフリカで開催された2010 FIFAワールドカップの公式ソングです。

彼女自身も「ズートピア」の中で人気のアーティストであるガゼルの声優も務めています。

まとめ&声に出して言ってみよう!

今回ご紹介したフレーズは、なかなか普段使わないフレーズですが、どれも自分の心を代弁する言葉かもしれないですね。ぜひ二人のキャラクターになりきって、感情を込めながら声に出して呟いてみてくださいね!

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ツバサ
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英語学習研究家
このブログでは、私自身が英語から遠ざかってしまったときに感じた絶望感から始めた英語学習の学び直しをきっかけに、「英語が話せない」から抜け出したいと思っている方へ向けて、接客や日常会話で使える英語フレーズを、できるだけ分かりやすく紹介しています。

【英語記事内容の監修】シンディさん。アメリカ・アリゾナ州立大学卒業、日本の国立大学に1年間留学生として就学し、現在日本の企業で働く。ネイティブならではの自然なニュアンスや、ビジネス現場での生きた英語をアドバイスしていただいています
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