映画『ピーターパン』の名セリフから学ぶ英会話学習|ネバーランドの秘密
みなさんは、ピーターパンのことをよく知っていますか?『ピーターパン』のネバーランドってどこにあるの?どうしてウェンディたちは空を飛べるの?
今回はディズニー映画の名作『ピーターパン』と『ピーターパン2 ネバーランドの秘密』のストーリーの謎やこの作品のテーマを深掘りしながら、日常英会話で使える生きた英語フレーズを解説していきます!
※この記事に掲載している写真や画像はすべてイメージです。

映画の名シーンで学ぶ英会話☆彡
スクリーンを彩る生きたフレーズから
感動とリアルな英語をお届けします!

今回は、ディズニー映画『ピーターパン』から、ウェンディとピーターパンの会話を取り上げます。
ディズニー映画『ピーターパン』の名シーン会話(英語セリフと日本語訳)
ロンドン市街のダーリング家。一番上の女の子ウェンディのもとへ、ある日突然ピーターパンが現れます。
ピーターがウェンディのもとへやってきたところから始まるこのシーン。ウェンディはどうやら彼が来ることを知っていたようです。
最初のウェンディの会話が少し長く続きますが、日常英会話でも使える表現がたくさん登場してきます。
ピーターとウェンディの出会い(英語セリフ・日本語訳)
3人が眠っている子供部屋。ピーターは、ごぞごぞと何かを探していてタンスを倒してしまいます。どうやら探し物は自分の影だったようです。

Peter! I knew you’d come back. I saved your shadow for you. I do hope it isn’t rumpled. You know you look exactly the way I thought you would.
ウェンディ:
ピーター!きっと戻ってきてくれるって信じてたわ。
あなたの影とっておいたのよ。しわくちゃになってないといいんだけど。
想像していた通りだわ。
【語句の説明】
I knew you’d ~ =「きっと~すると分かってた(信じてた)」※後述しています。
I do hope it isn’t rumpled.👉ここでの do は「本当に~だといいわ」という気持ちを強調しています。
rumpled =「しわくちゃな」
You know you look exactly the way I thought you would.(思っていた通りの姿ね。)would は「~するだろうと思っていた」という過去から見た未来。
(省略)

I knew it was your shadow the minute I saw it.
I said to myself, “I’ll put it away for him until he comes back. He’s sure to come back.” And you did, didn’t you? Peter? (略)
What I still don’t understand is how Nana got it in the first place
ウェンディ:
その影を見た瞬間、あなたのものだとわかったわ。
もどって来ると思ってとっておいたのよ。やっぱり来た。
(略)
まだわからないのは、そもそもナナがどうしてそれを持っていたのかしら。
【語句の説明】
the minute ~=~した瞬間に/~するとすぐに※後述しています。
put ~ away=~を片付ける/しまっておく
be sure to ~=きっと~する/必ず~する※後述しています。
in the first place=そもそも/一体なぜ
(省略)

She jumped at me the other night at the window.
ピーター:
(犬のナナに)窓の所で飛びかかられたんだ。
【語句の説明】
jump at ~=飛びかかる

Well, what are you doing there?
ウェンディ:
そこで何をしていたの?

I came to listen to the stories.
ピーター:
お話を聞きに来たのさ。

My stories? But they’re all about you.
ウェンディ:
私のお話?
でも、あなたのことばかりよ。

Of course. That’s why I like ‘em. I tell ‘em to the Lost Boys.
ピーター:
そうだよ!だから君のお話が好きなんだ。
帰ってからロストボーイズたちに聞かせるのさ。
【語句の説明】
'em は them のくだけた発音・表記

The Lost Boys… Oh, I remember. They’re your men.
I’m so glad you came back tonight. I might never have seen you.
ウェンディ:
ロストボーイズ…思い出したわ。あなたの仲間たちのことね。
今夜、来てくれて本当にうれしいわ。二度と会えなかったかもしれないもの。
【語句の説明】
might have + 過去分詞=「~だったかもしれない」という「過去についての可能性」を表します。

Why?
ピーター:
なぜ?

Because I have to grow up tomorrow. Tonight’s last night in the nursery.
ウェンディ:
明日、大人にならなきゃいけないの。子供部屋は今日限りなの。
【語句の説明】
grow up=「子どもから大人へ成長する」という意味。
I don’t want to grow up.(大人になりたくない。)
nursery=「子ども部屋」
※イギリス英語などでは「保育園・託児所」の意味で使われることもあります。

That means no more stories.
ピーター:
じゃあ、お話もないってこと?
ウェンディはうつむきがちに頷く。

No! I won’t have it. Come on!
ピーター:
そんなのダメだ!
おいで!
【語句の説明】
I won’t have it.=「そんなのは嫌だ」という比較的柔らかい意味から、「そんなことは絶対に許さない」という強い意味まで、文脈によって強さが変わります。

B…But where are we going?.
ウェンディ:
ど、どこへ?

To Never Land. You’ll never grow up there.
ピーター:
ネバーランドさ!君は子供でいられる。

Peter, it will be so wonderful. But wait. What would Mother say?
ウェンディ:
ピーター、それはとても素敵だわ。
でも、待って、お母さんが何て言うかしら?
【語句の説明】
What would ~ say?=「~なら何て言うかな?」

Mother? What’s Mother?
ピーター:
お母さん?お母さんって?
映画のセリフから日常会話で使える英語フレーズ解説
今回の会話からピックアップして、フレーズ解説をしています。
1. 「~だってわかってた」の英語表現”I knew you’d~”

I knew you’d come back.
「戻ってきてくれるって信じてたわ。」と訳しています。
I knew you’d ~ は、「あなたが~するって分かってた」「きっと~すると思ってた」という会話表現です。
you’d は you would の短縮形です。
「I knew you’d ~」の日常会話での使い方の例
- I knew you’d say that.(君ならそう言うと思ってたよ。)
- I knew you’d come.(君が来ると思ってたよ。)
「やっぱりね!」という気持ちを表したいときにも便利です。
2.「~した瞬間」という英語表現“the minute ~“

I knew it was your shadow the minute I saw it.
「それを(その影を)見た瞬間、あなたのものだと分かったわ。」という意味です。
the minute ~ は、 as soon as と同義で「〜するとすぐに」「〜した瞬間に」という意味になります。
「the minute ~」を使った日常英会話で使える英語
- I knew something was wrong the minute I saw him.(彼を見た瞬間、何かおかしいと分かった。)
- She called me the minute she arrived.(彼女は到着するとすぐに私に電話してきた。)
3.「必ず~する」という英語表現“be sure to ~”

He’s sure to come back.
「彼はきっと戻ってくる」という意味です。
be sure to ~は、「きっと~する」「必ず~する」という日常生活でも覚えておきたい表現です。
「be sure to ~」の日常会話での便利な使い方
相手に「必ず〜してね」とお願いするときにも重宝します。
- Be sure to call me.(必ず電話してね。)
- Be sure to bring your umbrella.(必ず傘を持ってきてね。)
【ファン必見】空を飛ぶのに必要なものは何?ティンカーベルの妖精の粉と信じること
前章の二人の会話に続きます。

How do we get to Never Land?
(どうしたらネバーランドに行けるの?)

Fly!(飛ぶのさ!)

Fly?(飛ぶ?)

All it takes is faith and trust. And just a little bit of pixie dust. Now, think of the happiest things.
(必要なのは、信じる心と信頼。それと、ほんの少しの妖精の粉。さあ、楽しいことを考えて。)
ウェンディはあこがれていた「人魚の世界」を、ジョンは「buccaneer(バッカニア=海賊)との闘い」を、そしてマイケルは「勇敢な戦士」を思い描き、それぞれ楽しい空想を広げます。

Come on! Everybody. Here we go!Off to Never Land!
(来て!みんな。さあ、行くよ。ネバーランドへ!)
幸せな気持ちとティンカー・ベルの妖精の粉(pixie dust)があれば、空を飛ぶことができます。ロンドンの夜空へ飛び立った子どもたちは、ネバーランドを目指して冒険へと旅立ちます。
映画『ピーターパン』『ピーターパン2 ネバーランドの秘密』作品の概要と見どころ
映画『ピーターパン』作品の概要と魅力
『ピーターパン』の原作は、J・M・バリーによる小説・戯曲です。その後、ウォルトディズニーによってディズニー映画として制作され、1955年に公開された後も、現在なお世界中の多くの人々に愛され続けています。
自由に空を飛ぶピーター。その魅力は、何といっても子どものような無邪気さと、自由奔放で気まぐれな性格でしょう。マーメイドラグーンの人魚たち、インディアンの酋長の娘タイガー・リリーにも人気です。
仲間たちからティンクと呼ばれ、キラキラと光る粉を振りまきながら飛ぶ、かわいらしい妖精ティンカー・ベル。実はひねくれていて感情をあらわにする個性の強いキャラクターです。でもそんなティンクは誰もが惹かれてしまう魅力を持っています。
映画『ピーターパン』のあらすじ|ネバーランドの秘密
この映画の舞台はイギリス・ロンドンにあるダーリング家。現実主義の父親のダーリング氏を除いて、家族みんなが『ピーターパン』のお話を信じています。
ある夜、パーティーの支度が遅れてイライラしたダーリング氏は、子どもたちの子供部屋(ナサリー)での騒ぎに激怒。
「It’s high time she had a room of her own.(ウェンディはもういいかげん自分の部屋を持ってもいい頃だ。)もう、子供部屋は今日でおしまいだ。」と言い渡し、愛犬ナナを外につないでしまいます。
落胆してベッドにつく子どもたち。しかし、全員が眠りに落ちたころ、暗闇の子供部屋へピーターパンが舞い込んできます。
眠りに落ちたウェンディのもとにいきなり現れたピーターパン。ピーターを見つけたウェンディは大興奮で話し続けます。そして、弟たちを連れてネバーランドへ。
ネバーランドでピーターやロストボーイズ、そしてフック船長たちと過ごす中で、ウェンディは彼らが「お母さん」を知らず、どこか無邪気で幼いゆえの孤独を抱えていることに気づきます。ただ子供のままでいることの意味を考えたウェンディは、弟たちを連れて現実の家へ帰ることを決意します。
物語のラスト、無事に帰宅したウェンディは、パーティーから帰ってきた父親に向かって「I am ready to grow up.(私、もう大人になる準備ができたわ)」と微笑みます。
それに対して、あんなに「早く子供部屋を出ろ」と怒っていた父親は、穏やかにこう答えます。
「まあ、そのうちね(Well, my dear, all in good time.)」
このセリフには、娘の成長を喜びながらも、まだ夢を見る子どもままでいて欲しいと思う父親の、愛情のこもったやさしい気持ちが詰まっているように感じられます。
さらに、夜空の遠くにピーターパンたちが帰っていく船を見て驚く一方、うっとりと見上げて父親はこう呟きます。
“You know, I have the strangest feeling that I’ve seen that ship before. A long time ago, when I was very young.”
(不思議だな。昔、あの船を見たことがあるような気がするんだ。私がまだずっと幼かった頃にね。)
父親自身もかつてピーターパンに出会い、ネバーランドを知っていたのかもしれない――そんな「大人のどこかに置いてきた忘れもの」を思い起こさせるような、そんな余韻を残しながら、物語は幕を閉じます。
映画『ピーターパン2 ネバーランドの秘密』作品の概要
2002年に公開された続編『ピーターパン2 ネバーランドの秘密』では、大人になったウェンディの娘・ジェーンが主人公となります。
第二次世界大戦下、父親は戦争に召集され、厳しい現実の中で生きるジェーンは、「夢見る心」を失い、弟に「いつまでも子供じみたおとぎ話ばかりしないで現実を見てよ!」と当たってしまい、母親を悲しませます。
そんなところに突如現れたフック船長。ウェンディと間違って連れ去られたネバーランドでは、ピーターと海賊たちの戦いが…
飛ぶことを信じることができないジェーンは、ティンクの妖精の力を失わせてしまいます。現実しか受け入れられなかったジェーンですが、次第にピーターやティンクの世界に溶け込んでいきます。
ジェーンはネバーランドの冒険を通して、家族への気持ちや愛情を素直に言葉にできるように成長しました。
そして、映画のラスト。ピーターとウェンディの再会のシーンにも胸が熱くなります。
映画『ピーターパン』の世界観を作り出す名曲『The Second Star To The Right』
物語の冒頭、夜空に輝く月と2つの星を映し出しながら流れる名曲『The Second Star To The Right』
『The Second Star To The Right』
The second star to the right
Shines in the night for you
To tell you that the dreams you plan
Really can come true
「2番目の星にむかって飛べば、夢はきっと叶う」と歌うこの曲と『You Can Fly!』。これらの曲とそれが流れる光景は、胸に焼き付いて、あなたの心を夢の世界へと連れて行ってくれるはずです。
ともに、作詞:Sammy Cahn 作曲:Sammy Fain
映画『ピーターパン』『ピーターパン2 ネバーランドの秘密』作品情報
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まとめ:映画の生きたセリフで英会話を楽しもう!
映画『ピーターパン』には、ただ英語を学ぶだけでなく、人生のふとした瞬間に心に響く美しいセリフがたくさん詰まっています。
感情を乗せてセリフを口に出してみることで、生の英語フレーズが自然と身についていきます。ぜひお気に入りのシーンを見つけて、キャラクターになりきって声に出してみてくださいね!
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【名作映画】のセリフで学ぶ実践英会話!教科書にはない「生きた表現」や感情が乗ったフレーズが満載です。こちらのまとめ記事をご参照ください。

